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合資会社LST
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サルファ剤

細菌の葉酸合成を阻害することによりDNARNAの合成阻害し、その結果静菌作用を示す。

ミクロフローラを整える。二次的に増えるコクシを叩く。

抗生物質によっては経口投与してもほとんど吸収されないものがある。これに対し、マクロライド系やテトラサイクリン系の抗生物質やサルファ剤は、経口投与後の吸収が中等度ないし高度で、体内各組織への分布もよい。

サルファ剤のアセチル化代謝物は
尿中に排泄されるが、水溶性が低いため、稀に尿中に結石を生じることがある。スルファモノメトキシン過剰投与によるサルファミン腎症例(http://hyougo.lin.gr.jp/ghyogo/53/katiku.htm)

ダイメトンB注
スルファモノメトキシン
体重1kgあたり0.1~0.15mlを皮下、筋肉、静脈、腹腔内投与

ジメトキシン注
スルファジメトキシン
初日には体重1kgあたり0.1~0.25mlを静脈、筋肉内投与する。2日目以降はその半量を投与する
スルファモノメトキシンより腎毒性が低い?抗菌スペクトルはスルファモノメトキシンの方が広い。

犬・猫の皮膚構造についてのまとめ

意外と知られてないことですが、わんちゃん、ねこちゃんの病気の中で多いのは皮膚の病気です。2018年の「どうぶつの疾病統計」(アニコム損保株式会社)をみても、犬では1位、猫では2位となっています。

なので、当然、腫瘍の中でも体表腫瘤(皮膚に出来た腫瘤)の病理検査も多いのです。

そこで、体表腫瘤を診断するために必要な正常な皮膚についての知識をまとめてみました。

 

目標「標準的皮膚の基本構造を理解する」

 

皮膚は下記の3層からなります。

 

①表皮:重層扁平上皮、角化細胞からなる。

②真皮:結合組織で膠原線維(弾性線維)が密に交織されている。毛包やら汗腺、脂腺もあります。脂肪細胞やマクロファージなども真皮から皮下組織にかけて存在しています。

③皮下組織:結合組織で脂肪組織に富む。この下は筋肉ですねー。

 

さらに、①表皮は4〜5層(表面から角質層、果粒層、有棘層、基底層)に分けられますが、境界があるわけではないので、なかなか分かりづらいところです。

ヒトの皮膚と大きく異なるのは表皮だと思います。まず、表皮自体が薄いです(成人70μm、犬約20μm)。またエクリン腺がパッドなど限られてた場所にしかないのも犬の特徴です(ほぼアポクリン腺)。

 

基本的な構造は以上ですね。

写真があった方が分かりやすいと思うので、あとあと写真つけます。

 

和牛 帝王切開の判断基準

昨年まで、関東で乳牛の診療を主に行ってきましたが、熊本に来て、和牛の診療が増えました。それに伴い、和牛(黒毛、褐毛ともに)の難産に出会う機会が増えました。

ホルスタインでは、側頭位やエビ子での難産求診が多く、過大児による分娩困難ではなく、失位での難産が多かったと思います。

しかし、和牛の難産では、頭位上胎向であっても母牛が分娩できないケースが多い気がします。乳牛の場合は乳を搾って売ることができますが、和牛の場合は乳を搾って売ることはできず、子牛が取れないと母牛1頭の年間売り上げが0になってしまうため、

子牛を助けることが重要になってきます。(農家さんから母牛よりも子牛を優先して欲しいと言われることもあります)

そこで、子牛を絶対に助けるためには、失位がなくても帝王切開するという選択も考えなければならなくなりました。

獣医師も農家さんもできれば帝王切開したくないことは重々承知です。

そこで、帝王切開せずに子牛を死なせてしまうことは正しい判断なのでしょうか?

これでは獣医師の診断間違いと言われても反論はできないですよね。

このようなことが無いように我々獣医師は自分の中で、牽引するのか帝王切開に踏み切るかの判断基準を持っておくべきなので、それについてまとめたいと思います。

 

①頭位上胎向でも和牛は難産になりやすい?

頭骸骨の幅や高さによって品種を判別している実験もあることから、(「インドネシア在来牛およびバンティングの頭蓋計測について」)

牛の品種によって頭骸骨の幅は異なっていることは想像できる。ここからは主観であるがホルスタインに比べ、和牛は胎児の頭部が大きく、産道が狭い傾向があるように感じる。

実際に、関東でホルスの分娩では頭部に産科ロープをかけて牽引したことはなかったのですが、九州の和牛の獣医師さんは必ず頭部に産科ロープをかける。これは和牛では頭部が通過しづらいことから由来していると考えられる。

このことから和牛の難産についてはより慎重な対応が必要だと考えられます。

それではあなたの電話に和牛の繁殖農家さんから「破水したんだけど!」と連絡があったらどう対応するでしょうか?

 

②一次破水後どれくらい待つか?

近年、「牛温惠」()など分娩通知ツールが普及してきた為、1回目の破水(二次破水が先に起きる場合もありうる)はほぼ確実に知ることができるようになった。

この時、失位がないかを農家さんに確認してもらう必要がある。

失位の状態で、陣痛が強くなると胎児が中で無理な姿勢となり母牛も胎児も弱ることがあるからだ。

一次破水時に失位が無ければ分娩が進むことを待つのだが、どれくらい皆さん待ちますか?

難産の診断基準は「1次破水後、30分以内に足胞が現れない」や「陣痛の間隔が5分以上に延長する」などがありますが、これを忙しい農家さんに見てもらうのは難しいのが現状です。

なので「一時破水から初産牛では2時間、経産牛では1時間経過しても娩出しない」という診断基準をよく使用します。

農家さんにとってもわかりやすいですしね!

その時間内に分娩しなければ難産と判断し、もう一度連絡をもらい往診しましょう。

 

③児頭・両前肢と産道を確認し、判断!

まず失位の有無を確認します。失位の整復については他の文献を参照して頂き、今回は頭位上胎向の場合に話を絞ります。頭位上胎向においては、児頭・両前肢と産道(骨盤)の両者を比較して、難産になるかどうかを判断します。

胎児の両前肢と頭が産道(子宮頸管)にのっていれば、産道は開いているのでそのまま牽引しますよね?

では、胎児の両前肢と頭が産道にのってない、または片方の前肢のみ産道にのっている場合はどうでしょうか?

両前肢を産道に引き上げ、産道内で両前肢が並び、さらに少し隙間があるか確認します。

産道に引き上げた段階で両前肢が並べない程、狭いのであれば、前肢よりも大きな頭部がのるはずがないですよね。

このような場合は帝王切開をする判断をして、農家さんにも同意を得ましょう。

納得されない方もいると思いますので、その時は農家さんに手を入れてもらって、納得されるまで、牽引してもらうしかないかもしれません。

産道に引き上げた両前肢が並べて、少し隙間がある時は牽引して出せる可能性があります。しかし、かなり強い力で牽引することになるので、ロープをかける前に娩出後の処置までを考え万全の準備をします。

準備ができたら、左右の前肢、頭部を交互に引いて頭部まで出します。そこからは力で引き出し、子牛の蘇生処置を行います。

 

 

ただ、最初の触診時、注意したいのは胎児の動きを確認せずに、判断することです。

いくら産道が狭くても、胎児が弱ってきていたら、帝王切開の準備しているうちに死ぬ可能性が高いので、急いで牽引した方が助かる可能性が高いと考えられます。

この時は一刻を争うので、胎児の頭に産科ロープをかけながら、農家さんには重機を持ってきてもらい、頭を重機で牽引すると出すことができます。

重機を使うことも考えて、牛を繋ぐ場所、繋ぐ方法、滑車、産ませた後の処置薬の準備はできているかを確認してからお産にかかるべきです。

 

今回は和牛の帝王切開の診断基準をまとめましたが、事前準備などは別の回にまとめます。

ホームページを公開いたしました。

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今後、いろいろと情報発信をしていきたいと思います。

今後とも合同会社LSTをどうぞよろしくお願いいたします。

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